まさかの仕上がりに大感動です
長年しまいっぱなしの晴れ着を、いざ着ようと引っぱり出したら…
いたるところに大きなシミや汚れが付着していて、見るも無残な姿に遭遇。
特に、衿の折り山は生地が直接肌に触れる部分です。ファンデーションや皮脂の成分が残ると、経年変化による茶色っぽい黄変(おうへん)シミが浮いています。
胸のあたりや身頃にも大きな輪ジミが見られ、かなり「重症」状態です。定期的な虫干しの形跡は見られません。
呉服や光永は熟練の職人に託します。これまでにも再生不可能と思われた、お払い箱行き寸前のキモノを無数に蘇らせてきた、しみ抜きの名匠です。
少しでもシミ・汚れが薄くなればと御の字だと思い、出来上がりを待つことに。
戻ってきた晴れ着は、何事もなかったかのようにスッキリ鮮やかに往年の輝きを放ち、本来のイッピンがまぶしいほどです。
淡い青みがかった灰色の地色は汚れが目立ち、取り扱いは繊細です。
さて当該の晴れ着です。広げると紅梅白梅が裾から肩に向かい金泥で色付けされた太い幹と、交錯するしなやかな枝には上品な梅花と開花を待つつぼみが描かれています。
一枚の絵画のように見える大作は、着る人を存分に引き立てる名品といえます。
黄変は動物性たんぱく質が主成分の絹素材が、長期間(10年以上)かけて変質して現れる厄介なシミです。
「黄変はお手上げ」という専門家も多いなか、高島平1丁目の呉服や光永では究極の技で最善の処置をいたします。
大切なキモノのお手入れも、高島平の専門店 呉服や光永へお任せください。
高島平1丁目の呉服や光永でお待ちしております
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